『スピードラーニング英語』第3巻の聞き流しの感想レポートです。
聞き流しにも、だいぶ慣れてきました。繰り返し聞いていると、英会話のシーンもイメージしやすくなってきます。
第3巻の概要
第3巻のタイトルは「日本へようこそ」!
日本を訪れた外国人が、日本の文化や習慣に触れ、驚いたり、困惑したり、感動したり、いろいろなシーンでの英会話が収録されています。
具体的には、電車の切符の買い方で困惑している外国人を見た日本人がヘルプしたり、道に迷ってホテルに変えれない外国人をヘルプしたり、また、はじめて入った居酒屋で、お通しや生ビール、盛っ切り(もっきり)酒に驚いたり、旅館に宿泊するときに日本のおもてなしに感動したりなどのシーンがシーンが収録されています。
ちなみに、盛っ切り(もっきり)酒とは、升(ます)のなかにあるグラスに、日本酒をあふれるまでなみなみと注がれた酒のことです。
これを見たら、フツウの外国人はビックリでしょ!
第3巻の感想
日本を訪れる外国人は年々増加し、その辺でもフツウに外国人を見かけるようになってきているので、第3巻に収録されている英会話は、日本国内にいても、実際に使う機会のありそうな内容です。
わたしが、とくに気になったシーンの感想をメモしておきます。
成田空港での会話
成田空港に到着した外国人が上野駅までの切符の買い方が分からず困っているところをヘルプするシーン。
成田空港に限らず、そのへんの多くの駅でも切符の買い方が分からない外国人はいそうです。
困っている外国人を助けるときに役立ちそうな英会話が収録されています。
ところで、会話のなかでは、ICカード乗車券で改札を通る人を見かけて「なぜ、あの人たちはカードで改札を通れるの?」と外国人が話しているシーンがあります。
おそらくアメリカから来た外国人を想定していると思いますが、アメリカって suicaのような ICカード乗車券はないんですかね~
はじめての居酒屋
外国人旅行者の女性二人(たぶんアメリカ人)が、はじめて居酒屋に入ったときのシーン。
お通しを出されて「これはオーダーしていないわ」と話したり、生ビールをオーダーして出された生ビールの泡をみて、生ビールにこんなに泡は要らないからビールをなみなみついでと言ったりなど、意外と笑えるシーンが多いです。
ちなみに、生ビールの泡をみたときの会話です。
Would you please fill the glass ? | グラスをいっぱいにしてくれませんか? |
アメリカの生ビールって、泡なしで、ビールがグラスになみなみ注がれているの?
あと、お通しで出てくる「なめこおろし」には笑えます。別に「なめこおろし」でなくてもよさそうな気はしますが。
また、日本人の男性会社員が「今度会社で英語が導入されて大変ですよ~」と話しかけてくるシーンもあります。
居酒屋で飲んでいる外国人に話しかけるときに使えるかも?
目的地への行き方を案内する
東京駅で地図を片手に宿泊しているホテルへの帰り道が分からず泣きそうになっている外国人の女性 Kathy を、日本人女性 Eriko が助けるシーンです。
そのときの会話が心に残ったので、メモしておきます。
Also, they are worried their English won’t be good enough to help out. | それに、自分の英語力では手伝えないんじゃないかと、気にしているんです。 |
この会話、胸に刺さります。
実際、道に迷って困っている外国人を見かけたら、おそらく今の自分なら、Eriko の言う日本人にズバリ当てはまってしまいます。
片言の英語しかできなくても、なんとか手助けできるようになりたいものです。
旅館に宿泊する
外国人観光客が旅館に宿泊するシーン。外国人の驚きと感激が織り込まれたシーンです。
まず、チェックインを済ませた外国人を仲居さんが部屋へ案内するシーンで、「荷物を持ちますね」と言った仲居さんに外国人が驚きます。そして、「ベルボーイはいないのか?」と。
たしかに、レディファーストの国から来た外国人から見れば、仕事とはいえ女性に荷物を持ってもらうのは驚きなのでしょう。
つぎが、感激するシーン。
感激するシーンの英会話を抜粋すると・・・
The yukata, the table, and the tea set were all so Japanese, with little flowers printed on them. | 「浴衣」や、テーブル、お茶のセットに、小さな花の模様がついているのが日本らしいですよね。 |
日本人からすれば、こんなことで感動するの?って思ってしまいます。
実際、このシーンでは日本人相手に話しているのですが、会話に出てくる日本人も「That was impressive? (それが感激なんですか)」と答えています。
そして「Hearing that you were impressed by that. I feel like I’ve come to know Japan all over again. (そんなことで喜ばれるなんて。日本再発見だな。)」
まったくの同感です!
でも、こういったことが「日本人のおもてなし」につながっていくのであれば、実際に外国人からヒアリングすることで「日本人のおもてなし」を見直すことができそうな気がします。
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第3巻の内容は、「日本へようこそ」のタイトル通り、日本人としての親切さやおもてなしのシーンが多く収録されています。
2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックへ向けて、これからますます外国人が増えていくなかで、役立つ内容が凝縮された内容です。
第3巻は、意外と多くの日本人に、これから必要になる英会話のエッセンスが入っていそうです。
聞き流しの回数を他の巻より多くこなしておきたい巻だと思います。
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